電力会社からの値上げ提案が!値上げ幅を最小限に抑えられた都内小売りチェーン
2021.09.13
コスト削減電力卸売市場
毎年の電力見直しで最低水準を維持
こちらのお客様は、2019年より当社のオークションサービスをご利用いただいています。
都内に40拠点の小売店舗を保有しており、電力以外のコスト削減もかなり厳密に取り組まれていました。
最適な水準で電力を調達しているというエビデンスが必要なため、毎年10社程度の電力会社から見積を取得し、自社で比較をするという大変骨の折れる作業をされていました。
弊社は、その作業のアウトソース先としてオークションのご依頼をいただきましたが、
2019年、2020年は現契約の会社が既にマーケットの最低水準で供給されていたため、
契約を切り替える事なく、平和に電力を受給されていました。
電力市場高騰の影響
しかし、歴史的な電力市場高騰があった2021年はそうはいきませんでした。
今まで防衛し続けていた現契約先から、年間電気量金15%増の大幅な値上げの提案があったのです。
額にして、なんと約7,000万円でした。
値上げまでの期日が迫る中、大急ぎで見積りを集め、比較しなければなりません。
大急ぎで当社にご依頼をいただきましたが、市場の高騰のダメージがあったのは、他の電力会社も同じです。
現契約の水準は出ない、値上がりは避けられない事をお伝えした上で、
その中でも最低限の値上げ幅に抑えるべく、オークションを開催しました。
その結果、値上げ率を5%で抑えられる札が入り、値上げを2,500万円に抑える事ができました。
現在の電力マーケットの高騰は、原因が不透明なところが多く、需要家様、電力会社様を悩ませています。
当社にとっても頭の痛い状況ですが、その中でも最適なご選択をいただけるよう尽力しています。
カーボンニュートラル実現へ向けた企業が取るべき具体的アクションとは?