知っておきたい電力調達の基礎知識(1)電気料金のしくみと単位

2020.10.27
用語解説

電力調達の実務を進める際に、まず知っておきたい基礎知識を、数回にわたり解説します。

 

【電気料金の仕組み】

電気料金は以下のように計算されています。その内訳を知っておけば電気料金が高くなる
理由、そして、電力会社を見直す際に重視すべきポイントも分かるようになります。

★電気料金=基本料金+従量料金(電力量単価×使用電力量(kWh)±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金- 割引総額
★基本料金=基本料金単価(円/kW)×契約電力(kW)×力率割引(割増)

【電気料金の算定に欠かせない「単位」】

算定に欠かせない「単位」は以下のような定義となります。

電圧(V:ボルト)   電気を「押し出す力」のこと
電流(A:アンペア)  電気を「流れる量」のこと
電力(kW:キロワット) 実際に生み出される(消費される)「電気エネルギー(仕事率)」のこと
電力(kW)= 電圧(V) × 電流(A)
使用電力量(kWh:キロワットアワー) = 使用電力(kW)×時間
使用電力量とは、実際に生み出された(消費された)電力の量「仕事」のことです。

■あわせて おすすめの関連記事
電気のコスト構造とコスト削減の方法について
電気の切替で、よくいただくご相談「停電や電力会社の倒産リスクは?」